12/20/2019

ちょっと英語のお話:最後にD を付けませんか?







「定休日」「本日休業」の看板。
CLOSE と CLOSED どちらの英語で表記していますか。

今日はこの「定休日」のパネル ONLY のケースとして簡単にお話ししたいと思います。


20年ぶりに日本に来た時「ここまでか」と驚いたのが
あまりに多い CLOSE という英語表記の看板でした。

ちなみに「定休日です」を伝えるなら正しいのは CLOSED です。

思うに、いつの頃からか会話の中で「明日はクローズする」といった使い方をするようになって
パネルにも CLOSE を用いる風潮ができてしまったのではないでしょうか。

「閉める」「本日休業」「親しい」といった様々な意味を持つ難しい言葉、close.
店先に CLOSE と書かれたパネルを貼ってしまうと「閉めろ!」と言われているように感じたり
あるいは、close には 「閉める」「終える」といったニュアンスを持つことから「廃業」と解釈されることもあります。

一般的に英語圏の国々でお店を畳む、あるいは畳んだというお知らせには

We are going out of business: 店を閉めることになりました
Closed Down: 店を閉めました

といった表現を用いますが、少なくとも「定休日」にCLOSE は使われません。





寂しいことに、世界はまだ日本を「英語の通じない国」と認識してしまっています。
だからこそ CLOSE でも「まあ日本は英語ができない国だから仕方ないよね」という固定観念のもと
海外から日本を訪れる人たちは諦め半分で理解してくれます。
が、「旭川を道内一カッコイイ町にする」というジャンボなスローガンを掲げている私としては
旭川のお店がどこも「定休日」をCLOSED と表記されていたら素敵だなと思うのです。

CLOSE のパネルをお使いでしたら是非、
最後に D を加えて「定休日です」とお客さまに知らせてあげてください。



Merry Christmas!
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12/18/2019

Taste of Ricoeur: 大人の風邪はこれで治す~ Hot Toddy






今夜は我が夫が風邪気味のようなので
久し振りにHot Toddy (ホット・トディ)を作る。

ウィスキーを加えた大人のレモネード。
アップルサイダー(アップルジュース)をベースにすることもあるが
冷蔵庫にフレッシュレモンがあったので、今夜はレモネードにする。
そして我等はアメリカからやってきたのでバーボンを注ぐ。






このくらいの風邪ならわりにこれ1杯で済んでしまう、ような気がする。
体が温まって、心も潤う美味しい冬のドリンク。

はちみつは、富良野・halu CAFÉ さんのアカシアハニー。
今年のハニーは特に雑味がなくて最高という、マダムの自信作だ。
美しくて安全で、何よりとても美味しいはちみつが嬉しい。

熱いうちにマドラーでレモンスライスをざくざく潰して飲む。
甘酸っぱいがはちみつを使っているのでのど越しが良く飲みやすい。
アップルサイダーで作る時は、シナモンスティックで香り付けを。

夫婦二人きりの人生で、ひとりが寝込むと何とも寂しいものだ。
これ1杯で、明日は良くなっているとよいのだが。


Hot Toddy:  グラス1杯分

熱湯150㏄くらい
レモン1/2~1個(私は1個入れます)を絞ったもの
はちみつ お好みの量
ウィスキー(ラムでもGOOD)お好みの量
レモンスライス(厚めに切ったもの)
クローブ(ホール) お好みの量 をレモンスライスに飾る。

グラスに熱湯、レモンジュース(ポッカレモンでも良いのかも)を注ぎ入れる。
はちみつを加えてマドラーで混ぜ、ウィスキーを加える。
クローブを飾ったレモンスライスをグラスに沈めてできあがり。
ホールのクローブがあれば是非。断然香りが良くなります。


Happy Holidays!
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12/16/2019

Asahikawan Christmas Cards








アメリカンならぬ「アサヒカワン」クリスマスカード。
毎年親しい人たちへのクリスマスカードに
夫と私が撮った旭川の写真を1枚添えて送っている。

雪を見たことのない友人は特にとても喜んでくれて
「じゃあ、おいでよ」と誘うと
「雪を食べ過ぎて生きて帰れない気がして」
などと笑うことも忘れる妙チクリンな答えが返ってきたりする。
パラオ人の彼女は、美しい旭川の雪を食い尽くすつもりらしい。






いつもなら、真白な雪が日に日に町を覆っていく我が町、旭川。
けれど今年はあろうことか、クリスマスまで10日もないというのに雨の予報。
どこぞの国の困ったリーダーが
(心の故郷・米国を牛耳るあのオジサンである)
地球温暖化など噓っ八だと平然と言ってのけていたが呆れてものが言えない。
来てみるがよい、明日の旭川に。

雪には恐れるべき一面もあるが
本来あるべき姿を守っていくことが、次世代に対する責任だ。






もう少し積もったら、あと10㎝積もったらと
未だリフトの動かないスキー場も心配しながら
毎日雪乞いなぞしてみるも、まさかの雨。
仕方がないから、今年はこれ。
ホリデイイルミネーションは海外の方が断然美しいので
旭川ライフ感の漂うものを選ぶ。

本当は新しく積もった12月の雪を皆に見せてあげたかったが
以前撮影したものから選ばなければいけなくて、寂しい限り。

大好きな旭川の冬がこれ以上変わらぬよう
節電、ごみの分別、エコバッグ。
できることは何でもしよう。

来年はどうか、雨のない冬になりますように。
そして純白の雪が降り積もる旭川を
アサヒカワン・クリスマスカード新作にできますように。




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12/15/2019

Myth of A Pickle~信じるも信じないもワタシ次第のクリスマスピクルス









クリスマスツリーに飾るピクルスのオーナメント。
いくつものエピソードがあるのをご存じでしょうか。

クリスマスツリーに飾られているひとつのピクルス。
これを見つけた子供はもうひとつプレゼントをもらえるとか
あるいいは次の一年が幸せであるとか、何か良いことが起こるとか。
これはドイツの話だというのだが、ドイツ人の友人は「ウソウソ」と言った。
ただの迷信のようである。

そしてその迷信はアメリカで作られたというからまあ、アメリカという国は。
1880年代に大手デパートのウールワースが
ドイツからガラス製の野菜や果物のオーナメントを輸入した際
前述の話をクリスマス商戦の戦略として生み出したようである。
しかしクリスマスピクルと呼ばれるようにまでなったピクルスのオーナメントは
現在でもオーナメントの定番として変わらぬ人気を誇り
記憶の中では、友人知人宅のツリーにも100%の確率で毎年ピクルスが揺れている。




そして我が家である。フェイク・ミソロジーを信じて疑わなかった25年前。
5番街のデパート、フォーチュノフで全長10㎝のピクルをひとつ買い求め
そこそこのお値段が痛かったのを忘れもせぬが、意気揚々とツリーに飾った。
勿論ただ手に入れたことが嬉しかっただけで、何を期待するでもなかったのは本心だ。

が、その翌日。
チープトリックのライブがあるという、とあるカジノに出向いた金曜の夜。
生まれて初めて座ったスロットマシンが当たって当たってどうにも止まらない。
$1100, $2500, $5000... どうしたことか大小ジャックポットが幾度となく続き
ハイパーなこの状況が私の思考キャパシティを超え、恐ろしくなって席を立つと
まるでアリがパンくずにでも群がるようにシートの争奪戦。
何も私に非などないのだが、罪を犯したような気持ちでその場を離れた。
その後のあの席を私はチープトリックに夢中で気にも留めなかったが
もしも私が去るなりピタッと当たりが止まっていたとしたら。
もしもそうなら、クリスマスピクルの魔法ではなかったか。


これが私の、クリスマスピクルの思い出だ。
単なる偶然、いくら私がすっとこどっこいだって分かっている。
けれどまあ、カジノでジャックポットを当てたなどという品のない話はさておき
心を浮き立たせる何かを「幸運をもたらす」と思うことで小さな己の明日を楽しく歩めるなら
ウールワースの戦略も、それに踊らされる消費者も、悪くないのではないかと思うのだ。
信じるものは救われると言うことだし。

日本ではなかなか見かけないクリスマスピクル。
アメリカでは、毛糸やフェルトの手作りオーナメントもよく見かける。
作って飾ってみますか、クリスマスピクル。
翌日買った年末ジャンボが、当たるかもしれない。



Happy Holidays!
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