5/01/2020

アニバーサリーは早春の海で~小平・増毛 2








小平の海を楽しんでいたら、そろそろランチタイム。
朝旭川を発ちオロロンラインに出るまでの車中でランチは増毛、と決めていた。
再び海風爽やかなオロロンラインを南下し、暑寒別岳を望みながら増毛へ向かった。





アニバーサリーには、青春時代の歌がいい。
私たちは世界でも人気の "Japanese City Pop" ジェネレーション。






トラディショナルな街並みや建造物が魅力の増毛町は
私たち夫婦が好きな北海道の町のひとつだ。
観光地として有名であるが、新型コロナの影響なのだろう、
訪れる人も少なく、いつもよりもしっとりとした空気が漂っていた。






増毛に来ると必ず立ち寄る「国稀」。
銀婚式の記念に日本酒をひとつ選ぼうと決めて。因みに私たち夫婦はどちらも下戸である。






試飲コーナーへと向かう途中、コリドーに鎮座した大きなヒグマがマスクで出迎えてくれた。
さすがにこの姿では国稀を楽しむのも容易ではなかろう。

そして写真右。あ、ジュリーだ。
私はジュリーしか知らないが、「お、懐かしいな」とこの5人をご覧になって思われたなら
おそらくは、GS世代ですね?






夫に「そろそろやめたら」とたびたび言われながら、次々勧めてくださるのを良いことに
へらへら笑いながらおそらく7,8種類の国稀のラインナップを試飲させていただき、
ほろ酔い気分で純米大吟醸「極」を選ぶ。
記念日に相応しい、清々しい味わいと美しいボトルが気に入った。

レジ前に大好物の酒饅頭を見つけ、極とおまんじゅうを買い、
ひとしきりおしゃべりをして国稀を後にした。
「老舗」はいい。歴史漂う空間と、そこに息づく「店を守る」という真摯な心が見える。






ランチはここ、と話していたお店に入っていくと「今ラーメンしかやってなくて」。
これも新型コロナが原因なのかなと話しながら数分歩いて、
寿し・天婦羅「まつくら」さんへ。

私は上刺身定食。量の多さに驚き、夫にヘルプを願い出て美味しくいただいた。
北海道に移住してきた翌年だったか、羽幌の甘えびまつりに行った。
その時食べた甘えびの衝撃は今も忘れないが、久し振りにその美味しさを思い出した。
東京では、ましてやニューヨークでは出会えない、新鮮で大きくて
しっかりとした食感のある美味しい甘えびであった。

そうそう、付け合わせの岩海苔、だと思うが、佃煮がまた上品な、好きなお味。
海辺の町で新鮮な魚介をいただくのが、実は最も贅沢な食事だと思っていたりする。






夫は未だに食の好みが少年じみており、ミックスフライをオーダー。
しかしこの海鮮中心のこちらのミックスフライは、新鮮なお魚の美味しさが嬉しい。

後先になったが、お椀はもちろん、甘えびのお味噌汁。
家では作らないお味に、また嬉しい。






美味しいランチが済むと、記念日の小旅行もそろそろ終わり。
心を浄化するような日本海の青を目に焼き付けて、帰路についた。

特別な何かがあったわけではないけれど、
夫も私もこの日を忘れず、10年後、20年後、午後のお茶請けに楽しく話すのだろう。






この日のお土産はこの二つ。
国稀純米大吟醸「極」、そして国稀の酒粕で作った酒饅頭。






翌日、酒饅頭をいただく。
口元に近付けるとふんわりと酒粕の香りがやさしい。

私は酒饅頭に目がないので、それだけで嬉しいものなのだが
正直に言ってしまうと、男山の酒饅頭の方が美味しいかな。


とまあこれが、私たち夫婦のささやかな銀婚式の一日であった。


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4/25/2020

アニバーサリーは早春の海で~小平・増毛 1







厳しいこの状況下やってきた結婚25周年。
まさか日本で、しかも北海道で迎えることになるとは結婚した当初は夢にも思わなかった。
私たちは日米両国で結婚したが、25年前アメリカから日本に来た時は
ちょうどサリン事件が起き都内は騒然、やはり外出を躊躇う状態であったのを思い出す。







日曜日朝9時半。普段ならもっと車が出ているだろう。
旭川は、非常事態を真摯に受け止め、新型コロナに立ち向かっている。
私たちは…この日だけはお許しを。一生に一度の銀婚式なのです。






よく晴れた日で、留萌からオロロンラインを北上し始めると
群青とエメラルドのレイヤーに広がる水面の静けさがとても嬉しい。

海に縁のある人生、午前中の方が美しいのを私は知っている。
窓を開けると潮の香りが舞い込み、左手を伸ばすと風がやさしい。春風だ。






人混みを避けて海へやってきたが考えることは皆同じか、小平の道の駅は賑わっていた。
道の駅は諦めて、海岸側のパーキングに車を止める。






夫も私も、小平のビーチがとても気に入っており、
予定はないがどこか行きたいという休日によく訪れる、定番デスティネーションである。
時折小さな波が砂浜に寄せると、昔好きだったこんな歌が耳の奥に流れ始める。






ビーチに下りて、記念の石や貝殻を探し、夫は平たい石を見つけては水切りをして遊んだ。
北海道に来てよかったと思うことのひとつが、水の美しさだ。
海も川も湖も、水が澄んでいる。





ビーチを歩きながら新型コロナの話やら、ニューヨーク時代の話やら
普段とそう変わらない会話をいくつも重ねて、お昼になる。

「ランチは、そうだな増毛に行くか」
私は密かに国稀の試飲ブースを思い描き、増毛へ向け南下。






増毛は何度も訪れているが、旧増毛駅に立ち寄ったことはなかった。
明治ハイカラ、大正モダン、昭和レトロ。この町の情緒はどれだろう。
散歩の楽しい増毛のメインストリートを歩きながら、まずは国稀へ向かう。

つづく


Happy Spring @ Home!
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