4/05/2020

RL北海道ランチストーリー2:小野木さんの特選ランチが大好きです













私たち夫婦はお酒に弱く、おまけにいつかはやってくる老後に向けて
夕食は控えめにがモットーの為、食事の重きはランチに置かれる。
Lunch is the most important meal of the day. である。






小野木さんは、私たちの休みと合ったゆっくりできる日に伺うことに決めている。
お庭の見える個室が好きであるが、この日は通りに面したお玄関から、カウンターへ。
特選ランチをまだ注文できるということで、特選ランチを。






思うに、小野木さん通な方はランチに千鳥揚げ定食を召し上がっておいでだが、
艶やかなたれに食欲をそそられる鳥丼も、ほんのり甘い、やさしいお味の茶碗蒸しも、
食後を見計らって運んでくださる絶品ごまプリンも大好きなので、いつも迷わずこのランチ。






子供の頃、父にゴルフのない日曜日、上野の西洋美術館に行ったりすると
帰りに広小路の天ぷら屋によく連れられて行ったが、
小野木さんの串揚げをいただくたびに、その天ぷら屋さんを思い出す。
ちょっと大人になったような気分になれるのが嬉しかった。
きっと、今もそう。成長に縁遠い人生である。






創業大正11年。これまでどれだけの人が食し、愛してきたのだろう。
いついただいても変わらない美味しさの串揚げについ、思いを馳せてしまう。






隣席では白髪の紳士が千鳥揚げを手に取りかぶりついていらした。
チラ見しながらかっこいいなあと夫ともども唸り、いつかはああなりたいと夢見る。
小野木さんには、老舗ならではの「粋」がある。


食事をしながら鳴り続ける電話、予約の問い合わせにも
このような状況下、小野木さんへの信頼が窺えた。


我が町旭川は先月半ば以降、新たな感染者が発表されていない。
市民の意識が高いのだと思えば非常に誇らしい。

私たちも引き続き慎重に生活しながら、さて次は、どこへランチに行こうか。



小野木さんは こちら


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