厳しいこの状況下やってきた結婚25周年。
まさか日本で、しかも北海道で迎えることになるとは結婚した当初は夢にも思わなかった。
私たちは日米両国で結婚したが、25年前アメリカから日本に来た時は
ちょうどサリン事件が起き都内は騒然、やはり外出を躊躇う状態であったのを思い出す。
日曜日朝9時半。普段ならもっと車が出ているだろう。
旭川は、非常事態を真摯に受け止め、新型コロナに立ち向かっている。
私たちは…この日だけはお許しを。一生に一度の銀婚式なのです。
ちょうどサリン事件が起き都内は騒然、やはり外出を躊躇う状態であったのを思い出す。
日曜日朝9時半。普段ならもっと車が出ているだろう。
旭川は、非常事態を真摯に受け止め、新型コロナに立ち向かっている。
私たちは…この日だけはお許しを。一生に一度の銀婚式なのです。
よく晴れた日で、留萌からオロロンラインを北上し始めると
群青とエメラルドのレイヤーに広がる水面の静けさがとても嬉しい。
海に縁のある人生、午前中の方が美しいのを私は知っている。
窓を開けると潮の香りが舞い込み、左手を伸ばすと風がやさしい。春風だ。
人混みを避けて海へやってきたが考えることは皆同じか、小平の道の駅は賑わっていた。
道の駅は諦めて、海岸側のパーキングに車を止める。
夫も私も、小平のビーチがとても気に入っており、
予定はないがどこか行きたいという休日によく訪れる、定番デスティネーションである。
時折小さな波が砂浜に寄せると、昔好きだったこんな歌が耳の奥に流れ始める。
ビーチに下りて、記念の石や貝殻を探し、夫は平たい石を見つけては水切りをして遊んだ。
北海道に来てよかったと思うことのひとつが、水の美しさだ。
海も川も湖も、水が澄んでいる。
ビーチを歩きながら新型コロナの話やら、ニューヨーク時代の話やら
普段とそう変わらない会話をいくつも重ねて、お昼になる。
「ランチは、そうだな増毛に行くか」
私は密かに国稀の試飲ブースを思い描き、増毛へ向け南下。
普段とそう変わらない会話をいくつも重ねて、お昼になる。
「ランチは、そうだな増毛に行くか」
私は密かに国稀の試飲ブースを思い描き、増毛へ向け南下。
増毛は何度も訪れているが、旧増毛駅に立ち寄ったことはなかった。
明治ハイカラ、大正モダン、昭和レトロ。この町の情緒はどれだろう。
散歩の楽しい増毛のメインストリートを歩きながら、まずは国稀へ向かう。
つづく
Happy Spring @ Home!